ウインドミル投法

 セットポジションから投球腕を前方から上に振り上げ、さらに、後方へ一回転させ、その回転のスピードと遠心力を利用して投げる投法で、腕が風車のようにくるりと回るのでウインドミル(風車)投法と呼ばれています。
 日本では昭和30年代後半から導入され、今では90%以上の投手がこの投法を用いています。
 この投法は、@腕の回転のスピード・遠心力をそのままボールのスピードに生かしやすい。Aボールを離す位置が高く、腕や手首の操作が比較的自由で変化球が投げやすい。B下半身への負担が少ないーという特徴があります。

 世界の主流は「ウインドミル投法」です。
最も合理的な投法で、トップレベルを目指
すには、この投法に取り組むべきでしょう。


 

 過去の上達教室


スリングショット(日本ソフトボール協会ホームページより)

 ウインドミルは、もっともポピュラーな投げ方で、風車のように腕を大きく1回転させ、その遠心力を利用して投げるため、大きなスピードを得ることができます。腕の回転は1回に制限されており、打者を幻惑させるために何回転も腕を回すことは禁止されています。(女子の国際的なトップレベルの投手では105〜110km/h を超え、野球に置き換えると150km/h を超えるスピード感を体感するといわれています。)

 スリングショットは、ソフトボールの“原点”ともいえる投げ方で、時計の振り子のように腕を下から振り上げ、その反動を利用して前方に振り戻して投げる投法です。ゴムのパチンコ(スリングショット)の動きに似ているのでこう呼ばれています。変化球を投げるには不向きであり、ボールの握りが常に打者に晒されてしまうため、現在ではほとんど見られなくなりました。

離塁アウト(日本ソフトボール協会ホームページより)
 ソフトボールでは、投手の手から球が離れるまで、走者は塁を離れることを禁止されており、リードが認められていないため、“投手の投球モーションを盗んで盗塁成功”といったことは起こりえず、バッテリーにミスがなければ盗塁はなかなか成功しません。
 ただし野球と違ってバントが多用されるため、一塁手と三塁手がベースより前に位置するような前進守備をしていることが多く、“三盗”を狙うケースは多いです。フォーメーション上、三塁手がベースに戻るのか、遊撃手がベースカバーに入るのか、右打者・左打者によっても変わりミスが生じやすいためです。またそのミスが得点に直結することが多く、イチかバチかで“三盗”を試みるケースは多い状況です。